病院長挨拶

令和3年4月より三戸中央病院院長を拝命いたしました。これまで青森県立中央病院総合診療部に勤務しておりましたが、縁があってこちらに赴任することになりました。平成22年3月まで3年間こちらに副院長として、またそれ以前は田子病院（現・田子診療所）に勤務しておりましたので、この地域については古くからのことも含め良く存じております。これから前任の東山先生に代わりまして病院の舵取りをして参ります。病院、地域のためできることを精一杯頑張っていきたいと思います。と言いましても私が先頭に立って病院を引っ張っていくということではありません。三戸中央病院には病院の持つ潜在的な力がたくさんあります。その力を最大限発揮できる環境を作ることが私の使命だと思っています。とりあえずその障壁となるものを取り除いていく作業となりますが、喫緊の課題は看護師不足です。以前は医師不足のみが取り上げられていましたが、最近どこの病院でも看護師不足が大きな問題となっています。人口減少が続く地域では当然のことながら看護師の減少も続きます。医師不足に対しては県が積極的に取り組んで少しずつ改善していますが、現在の医療は分業制となっており医師以外の職種もどれか1つ欠けると著しく効率が落ちてしまうのです。
どんな田舎であっても医療が不要な所はありません。私たち病院に力を貸してくれる方が少しでも増え、育ってくれることを希望しています。